一年の終わり

だいぶ気温が下がってきました。

蓮池には氷が張り、地面にはこのように氷が残っていることも。


ミゾソバは一気に枯れて干し物のようになってしまいました。

可憐な薄ピンク色の花を咲かせたミゾソバの最後です。

また来年お会いしましょう。


取り除いたらすっきりしたけれど、周辺がだいぶ寂しい風景となりました。

でもよく見るとあちらこちらに新芽がたくさん。

ヘビイチゴや


ケキツネノボタン


越冬するホタルブクロ

他にも新芽や越冬組がたくさん出ていました。



今週は第1蓮池の土手の草刈りをしました。

何と手刈りです。

ボランティア仲間に手伝ってもらって無事に終了。

去年は12月初旬に行ったのでたくさんの虫を見かけましたが、

この時期になると本当に少なくて、改めて虫の一生を感じ入ることが出来ました。


成虫のまま越冬するクビキリギスだけは結構見かけました。

緑色のクビキリギスに


茶色のクビキリギス。



いつものようにハクセキレイが虫を出せと監督中。

私たちが作業すると虫が飛び出すことを鳥たちは知っているのです。


私の後ろを粘り強く徘徊するカラスたち。

時折、緑色のバッタのようなものをくわえていました。

たぶんクビキリギスだと思います。

茶色のクビキリギスは保護色になっているため助かっているようです。


モズも虫を狙って近くを飛び回っていました。(枝が邪魔している残念な画像になっていた)

何か捕らえていましたよ。

画像がぼやけていますが、緑色の虫に見えるのでおそらくクビキリギスだと思います。

クビキリギス、だいぶやられました😢


土手で早咲きのオオイヌノフグリを発見。

ふわっと心が暖かくなるような喜び。

やはり野の花が好きです。

春への期待感が膨らみました。

来年の蓮池の風景、さらに良くなりますように😊



そしておなじみのメンバーも元気でいてくれますように。

蓮池の主、羽根折れさん


毎年、北方から越冬にくるオオバン


人間の置き忘れた糸が足にからまり、指を失いながらも、懸命に生きるドバト。


あれ、チビはどうした?

(チビとは子ガモの頃に外敵に襲われて大ケガをしたカルガモのことです。)

そういえば、最近見かけませんね。

新林公園やその他の場所で目撃したという話はちらほら聞きますので、元気にはしているようです。



あっという間に年の瀬です。

今年も蓮池の仕事を通して、自然や生物のこと環境のことをたくさん学ばせていただきました。

蓮池に集う仲間たち、すべての出会いが自分の糧になっています。

来年もどうぞよろしくお願いいたします!


P.S.
生きものたちの冬眠に合わせて、はす池ニュースもしばらくお休みさせていただきます。

2月過ぎから再開予定です。

 

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2022年12月25日