キンミズヒキとセリの結実、カルガモへの餌付け

 

毎日暑さが続きますね~。

でも少しずつ秋の気配を感じられるようになってきていますね。

五感をフルに使って秋探しをして、暑さをしのいでおります。

 

今年はキンミズヒキが増えてくれました!

 

キンミズヒキの花は下から上へと順番に咲いていくのですが、

花が散るのがとても早いような気がします。

気のせいかしら。

ご興味ある方は観察してみてください。

 

花のアップの画像を頂きましたのでご覧ください。

 

写真:YH

さわやかな配色なんです。


そして、こちらが花後の果実の画像。

 

突起物のような毛が生えているのがわかると思うのですが、

これが動物の体にくっついて運ばれて増えていきます。

来年には他の場所にも生えているかもしれませんね。

 

 

セリも結実が始まっています。

 

いろいろな花の一生をいつも身近に見られて幸せを感じます。

春の新芽と結実のシーンは特別です。

 

 

 

こちらは、今年の春に赤ちゃんだったカルガモが成長した姿です。

 

左の子は外敵に襲われてシッポを大けがして、獣医師による手当を受けたチビ。

ケガのせいで成長が遅れていましたが、もうチビではなくなりました。

泣ける。立派になったのう。

右側は兄弟、だと思う、、、。

最近は新しい群れが蓮池に居ついてしまって、もうみんな同じ姿なので

よくわからなくなってしまいました。

多い時は11羽ものカルガモが池の端に並んでいます。

 

蓮池のカルガモたちは、人間の与える食べものに依存して生きています。

ヒナの頃はお母さんからエサ探しを習う大切な時期なのに、

大勢の人がパンやお菓子を与えていました。

藤沢市に依頼してエサやり禁止のポスターを貼っていただいてから、

お子さん連れの方々は止めてくれましたが、大人の方々が全然止めてくれないのです。

一人二人ではありません。

毎日大量のパンを与えている人もいます。

私はそもそも野性動物へのエサやり自体を反対してきましたが、

特に塩分の高い添加物だらけのパンを与えている人を見ると気持ちがざわつくのです。

ペットの犬猫に毎日パンを与えている人はいないと思います。

カルガモの食べものは、蓮池近辺ですとシロツメクサの葉っぱ、イネ科などの種子、

水生昆虫やミミズなどです。

それを自分で探さなくてはいけません。

エサがなければ他へ移動することになりますので、

蓮池で得られる食べものに見合う個体数になるはずです。

 

小うるさいようですが、他にも問題点を挙げておきます。

①エサが池に沈むことによる水質汚濁 → 水中生物の増加 → 生態系が崩れる

②増えたカルガモやハトやカラスなどのフン被害、水質汚濁

⑤カルガモの警戒心の衰え → 外敵から襲われやすくなり、事故にも遭いやすくなる

⑥自分で狩りをする能力が衰える → これは大事な生きる力、人間でもそうだと思います。

 

ただ注意するだけではなく、より多くの人の認識を変えることが

一番良い方法ではないかと思っています。

もし理解していない方が身近にいらっしゃったら、ぜひ教えてあげてほしいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 


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