あじさいの花芽のその後、ムシトリナデシコ、野の花のこと

 

先週にアジサイの花芽のことをご紹介しましたが、

数日後には二つの花芽をハサミでちょきんと切られていました。

 

六つあった西洋アジサイの花芽は四つになりました、、、。

少ししか花芽がないのに取ってしまうのは反則、反則。

他にも花壇の中や公園内の植物を苗ごと取られてしまったという報告を受けています。

独り占めはだめですよ~!

もし現場を見かけた方はご一報くださいませ。

 

ついでにお願いしたいのですが、突然、見覚えのない木が植えられていることも

時々あり、大変困っています。

良かれと思って植えてくださっているのかもしれないのですが、

藤沢市で行う剪定回数が現実には足らない状態であり、

これ以上、木を増やしたくないのです。

もし何かを植えている方を見かけましたら、ご一報ください。

 

 

所変わりまして、第2蓮池のフェンス際にはムシトリナデシコが咲いています(^^♪

 

以前ご紹介しましたが、50年以上前から育てているパンジーを鉢ごと下さった方から頂いたものです。

ヨーロッパ原産で、群生するときれいだそうですよ!

茎の上部に粘液を分泌する場所があって、虫がくっつくことがあるのでムシトリナデシコと

名付けられ、食虫植物ではないとのことです。

周りに咲いている小さなピンク色の花はニワゼキショウ(北アメリカ原産)です。

外来種の野草も可憐なお花が多いですね。

 

下の写真は近くで咲いていたお花たちです。

 

これも全て外来種です。

西洋たんぽぽ(ヨーロッパ)

ハルジオン(北アメリカ)

ユウゲショウ(熱帯アメリカ)


確かにパワフルな外来種は、日本在来の野草を追い出してきた部分があると思います。

でも外来種を目の敵にして、無理して日本在来の草花ばかりにするというのは違うのではないかと

思っています。

なぜなら日本の自然環境が昔とは違うからです。

野原、里山、小川、林などが、次々に宅地化され、

さらに温暖化によって気温が上がり、四季のめりはりもなくなってきています。

いくら昔から日本にあった植物でも条件が違ってしまったら育つことはできない、

まずは環境を戻していくことが先決、と考えています。

 

蓮池周辺は水辺もあり、かろうじて小さな自然が保たれていますから、

日本在来の多種多様な野草が増える道は開かれています!

これからが楽しみな蓮池です。

 

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