秋の花、ススキ、チャドクガ

 

 

秋の花は優しい印象の花が多いですね。

ただ今、マツムシソウが開花しています。

 

 


美しい色。

写真:YH

 

マツムシソウは、本来は丘陵地や山地の草原に自生している花です。

高温多湿に弱いそうですので、蓮池に根付くかはわかりません。

神奈川県の絶滅危惧種に挙げられていますから、少しでも救いたいという気持ちで、

自宅にも植えています。


野草はハイスピードで種類を減らしています。

原因はたくさんあるのですが、中でもマツムシソウのような可愛い花にありがちな原因、

それは乱獲なんです。

園芸関係者が多いとは思いますが、一般人の採取にもかなり問題があります。

もう昔のように気軽に花を摘んだり、採取したりする時代はとうに終わりました。

特にこういっためずらしい花は、基本的には見るだけ、なのです。

まだまだその認識が足らない人が大勢いらっしゃいます。

先日も、マツムシソウの開花一番の花が切られていましたし😢

 


脱線しました。

秋の花シリーズ、お次はイヌタデ。


イヌタデの写真を撮り忘れましたが、手前の赤い花です。

別名、赤まんま。

昔はおままごとでお赤飯に見立てたそうです。


こちらはオオイヌタデ。


その名の通り、大きなイヌタデのような花です。

 

 

続きましてゲンノショウコ。


薬草で有名ですね。

薬効は健胃、整腸、強壮だそうです。

だからといって摘み取りはご遠慮くださいませ。

これから蓮池で増やしたいと思っているのですから。

 

今日はご紹介するものがたくさんあります!

今年から仲間入りのハギ。

ピンク色のミヤギノハギは、会のお金を頂いて購入しました。


そしてお隣のシラハギは、我が家の庭から株分けしたものです。


縁起よく、紅白で植え付けました😊

 


そして秋と言えば、ススキ。

ススキは無いの?と毎年聞かれます。

日本人の心の中には、ススキが原風景として刷り込まれているのではないでしょうか。

去年、第1蓮池の校舎側でススキを見た覚えがあったので、毎日のようにチェックしていました。

でも、ススキかな?と思っていたものは、外来種のセイバンモロコシでした。

実はススキとセイバンモロコシの葉はそっくりで、穂を出すまでは分かりにくいのです。

ようやく株立ちに違いがあるのが分かりかけてきたところですが。

ついにススキを発見。

 

高校のグラウンド側で穂を出していました。

よりにもよってセイタカアワダチソウの群落を残していた場所だったので、

太陽の光を奪われて背が低くなっていました。

すぐにセイタカアワダチソウを抜くと、画像のようにのびのびとしてきましたよ😊

週の終りには校舎側にも穂が出ていたので、お散歩の方も楽しめると思います。



今年はイトトンボが大繁殖しています。


第1蓮池の岸辺のあっちこっちにいて、あっちこっちで交尾しています。

毎年のことなのでしょうか?

私は今年から第1蓮池の手入れをしているのでよくわかりません。

でも、やっぱり蓮池全体に増えていると思います。

第2広場のマツムシソウにいたり、

写真:YH


公園のロッカーにもいたり。


イトトンボの大繁殖は良いことなんでしょうか、悪いことなんでしょうか?

 

 

そうそう、今の時期、チャドクガにご注意ください!!

公園のサザンカに発生していました。

画像を載せるのは、やめておきましょうね、、、。


 

今年は秋の始まりが早く、落ち葉がかなり出ています。

蓮池の落ち葉や草は、ごみに出さずに腐葉土にしていきます。

こちらは1年かけて出来た腐葉土。ただ山積みにしただけです。


米ぬかを入れると発酵が早まるのですが、我が家の精米機で出たぬかだけでは全然量が足りず、

分解しきれていないものもありますが、結構適当にやっています。

この腐葉土はいろいろな場所に使います。

ぬかるみに盛ったり、

こんな風に、サクラの根と根の間に盛ったりします↓


作業が終わって、道具をロッカーに仕舞い、

ふと振り返ると、もうカラスが降り立っていました。

 

私の行動はすべてお見通しらしい。

腐葉土の中にはミミズがうじゃうじゃ、コガネムシの幼虫、ダンゴムシがごろごろいますからね。

よく学習しています。

 


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