たんぽぽの綿毛、ツグミのぐぜり

 

たんぽぽの綿毛が風に乗る季節となりました。

となりの空き地では、背を高くしてできるだけ遠くに飛べるように風を待っています😊

 

タンポポは黄色い大きな花だけではなく、この綿毛の姿も愛される所以ですね。

でも残念ながら、この辺りのタンポポは、ほぼ西洋タンポポの雑種だと思われます。

繁殖力が強く、日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれています。

以前にタンポポの違いについてはご説明しているので、

ご興味ある方は、はす池ニュース(2019年04月23日付け)をご覧くださいませ。

 

長い間、心のどこかでいつも日本タンポポを守りたいと願っておりました。

日本タンポポは、都市部においては、自然の濃い場所や、

手付かずに残っている限られた場所にしか咲いていないようです。

大変ラッキーなことに近くで日本タンポポの小さな群生を発見しまして、

少し分けて頂いて蓮池に増やしていくことにしました😊(群生地の了解を得ています。)

 

申し訳ないのですが、蓮池内で咲いている西洋タンポポは抜く予定にしています。

 

日本タンポポが根付くまでは少々寂しい風景になるかもしれません。

(蓮池の土壌が合わない可能性もあります。)

私も心苦しいのですが、どうぞ見守ってください。

 

 

今週、咲いていた花のご紹介を(^^♪

トウバナ

 

花も葉も野草ならではの魅力があります。

地味なので気付かれにくいです。

 

続きまして、私が惚れ込んでいるハハコグサ。

 

増やしたいと思っているのに、去年咲いていた場所に今年は出ずに、

こんな木の根元にぽつっと。

他にも仕切板の影にぽつっと咲いていたり。

もしかしたら他の植物との競合に弱いのかもしれません。

 


自然任せの第1広場の石垣は、今週はまた花が入れ替わっていました。

 

可愛いけれど、外来種のオンパレード。

ピンク色のアカバナユウゲショウ(熱帯アメリカ) 

オレンジ色のナガミヒナゲシ(ヨーロッパ地中海沿岸)

白色のクローバー(ヨーロッパ)

 

 

今週はメンバーと公園の草抜きや掃除をしました。

抜いた草や枯れ葉は、山にしてぬかを振りかけて腐葉土にします。

 

この山は子供達の目を惹きます。

この形は魅力的よね。うん、わかる。

でも崩されるとまた積み上げるのはかなりの重労働なんです。

泣けてきます。

いや、一度だけ実際に涙が流れたことがあります。

わかってください~。

 

冬鳥が次々と北へ旅立つなか、ツグミはまだのんびりとエサ探しをしています。

2月のまるまる太っていた頃の写真↓

 

金曜日の草抜き中には、近くにツグミがやってきてずっと鳴き続けていました。

ぐぜりと呼ばれる鳴き声なのかな。

複雑な鳴き声が入り混じった、かなりの美声にびっくりしました。

別世界に連れていかれたような気分に浸っていましたが、

公園の子どもたちが走ってきたため、さっと飛び立ってしまいました。

 

そろそろ北へ向かう準備をしているのかもしれません。

渡り鳥の魅力にはまりそうです。

 

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