鹿の子百合、ノカンゾウ、ジュズダマ、ギシギシ

 

早いもので8月に入りました。

蓮池の夏は人がいなくて静かです。

じりじり照り付ける太陽とセミや虫の声、真夏の風情もいいものですね。


今週の開花情報です!

まずは華やかなカノコユリ。


葉が茶色くなってしまいましたが、花はきれいに咲いています。

これでもかというくらい花がそり返ることも特徴の一つです。

場所は第2蓮池のベンチ裏です。


続きまして第2蓮池のはじっこにはノカンゾウ。


まだ移植したばかりで、今年は花は無理かと思っていたのでうれしい😊


 

同じ場所のフェンス際に這わしたヘクソカズラが開花しています。


漢字で書くと屁糞葛。

ひどいです!

可哀相な花の名前ランキングでは確実にトップ3に入るでしょう。

全体に悪臭があることから名付けられたそうです。

ヘクソカズラは秋に熟す実も素敵ですから、またその時期にご紹介しますね。


そしてジュズダマの花が咲いています。


何となく東南アジア原産の雰囲気を持っていますね。

ジュズダマは史前帰化植物と言われています。

つまり歴史の記録が残る前から日本に渡っていたとされる植物です。

 



今週は第1蓮池の土手に生える外来種のギシギシを抜きました。


日本のギシギシは、ヨーロッパから渡ったギシギシとの間にたくさんの交雑種が出てしまっていて、

調べるのは大変。

当分の私の宿題です。

とりあえず在来のギシギシの特徴を勉強して、当てはまらないものを抜いていくことにします。


この作業中、いけないものを見てしまった。

蛇の抜け殻。

たぶんアオダイショウだと思います。

撮影は、、、やめときました。

いつかその蛇とご対面する時がやってきそうです。



毎週続いてしまって申し訳ありませんが、またまた子ガラスのご登場。

謎の黒い実をくわえていたので、撮影して帰宅後、画像を確認。


なんだ。マツボックリだったんですね。

これを兄弟で取り合っていました。


結局あきらめたほうが別のものをゲット。


これ、石ころじゃないですか。

どうなってるの?


他の鳥たちも不思議と思える光景が多いです。

最近、蓮の上をすごい勢いで渡る単独のスズメを見かけるんですが、、、。

それに、いつものことながら大勢のムクドリたち。


これは蓮池を拠点としたグループ?



【虫のお勉強コーナー】

今週見かけたきれいな蜘蛛


この暑い最中、ネット検索して調べました。

コハナグモでよさそうですよ。(自信はありませんが。)

この手の蜘蛛は網を張らずに待ち伏せ型らしいです。

ちなみに蜘蛛の一般的な食事方法ってご存知ですか。

とても分かりやすい文献がありましたので、ご紹介します。


(関西クモ協会 2010年2月21日文献より抜粋)

獲物を捕らえた蜘蛛は上顎でかみつき、その牙の先端から分泌される毒液を

獲物の体内に注入する。クモ類は固形物をそのまま飲み込むことはなく、

体外消化を行う。つまり、下顎の内側から分泌される消化液によって溶かされた液状物を

消化管に取り入れるという形をとる。

そのため、口の内部には固形物を濾過するための構造がある。


こんな風に食べられてしまうのか、、、。

厳しい世界ですな。

また一つ勉強できました。



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