春、真っ只中。
はす池の野の花もにぎやかですよ!
こちらは、ハルジオンとたんぽぽ。
たんぽぽは、もう綿毛をつけていますね(^^♪
この辺りのたんぽぽは、西洋たんぽぽがほとんどです。
目安は花を包む総苞(そうやく)の部分が反り返っていることです。
下の画像をご覧ください。
下の方に反り返ってますよね。
日本在来たんぽぽは、総葯が反り返らず、きれいに花を包みます。
現在は、西洋たんぽぽと日本たんぽぽの交雑種が多いそうですが、おおよそは、
この目安で西洋たんぽぽ系であることがわかると思います。
この西洋たんぽぽ、なかなかの強者です。
日本のたんぽぽは、虫に花粉を運んでもらわないと受粉してタネを作ることが出来ないのですが、
西洋たんぽぽは、他のたんぽぽがいなくたって、自分自身でタネを作り出すことが出来るのです!
おまけに春しか咲かない日本たんぽぽに対して、西洋たんぽぽは、ほぼ一年中花を咲かせ、
タネは軽く遠くまで飛び、発芽までのスピードも早い。
増えるわけですね。
ちょっと古いデータなのですが、2001年環境省調査で、関東平野のたんぽぽの85%が、
西洋たんぽぽと日本たんぽぽの交雑種であり、びっくりなのが、
そのうちの43%が同一クローンだったそうです!
おそろしや~。
野原がなくなり、虫がいなくなった結果です。
日本たんぽぽやーい!どこにいるの~?