オヒシバとメヒシバ

 

公園の手入れをしている方は、よくご存じのオヒシバ&メヒシバ。

かなり手ごわい草です。

蓮池一帯で言えば、強豪度トップ5に入る勝ち組。

ちょうど今のシーズンから秋にかけて勢力を伸ばします。

 

オヒシバは茎が固い上に、根が土をびっしり抱え込んでしまうので、

本当に抜きにくいんです!

小さな芽が出たときに見逃さず抜いていくのが、一番効率的な方法です。

 

こちらがオヒシバの芽です。

 

 

このぐらいなら、手で摘めば根ごと抜けます。

 

でも下の画像くらいになると、もう鎌なしでは抜けません(-_-;)

 

その下に小さい芽が2本見えるのが、分かりますでしょうか?

ほっておくと、どんどん緑色が濃くなっていき、がっしりしてきますので、

早め早めにいきましょう。

もちろん、撮影後に3本とも抜いておきましたよ!(^^)!

 

下の画像のようになると、もうこちらの負けです↓

 

タネが飛ぶことによって、数年苦しむことになります(-_-;)

 

 

続きまして、メヒシバ。

芽はこんな感じです。

 

オヒシバに比べると柔らかい。

成長するとこうなります↓

 

成長しても柔らかいので、手で抜ける場合が多いです。

でも抜いているわりには、いろんなところから芽を出しているんですよね。

優し気に見えて、実はものすごい能力を持っている草なのです。

 

メヒシバは、横に這いながらテリトリーを広げていく方法と、

上に伸びて光を独占してテリトリーを広げていく方法を、

状況に応じて使い分けるそうです。

もう少しわかりやすく説明すると、広々とした開けた場所では横に這い、

ライバルの植物が現れた途端に立ち上がり、茎を縦に伸ばして相手を押さえ込みに

かかるのだそうです。

押さえ込み、なんて面白い表現ですね。

「身近な雑草のゆかいな生き方」稲垣栄洋著から引用させて頂きました(^.^)

 

 

この話題、つまらないですか?

草に興味がない方はつまらないかもしれませんね。

私は面白くてしょうがないんですけど。

 

芽の形をよく知って、早め早めに摘んでおくことが本当に大事だと

お伝えしたかったのです!

 

どうぞご参考にしてくださいね。

 

戻る