Vol.7 ネルコネコのネコ


ネルコネコは、うちの寝てばかりのネコ「エイスケ」にちなんだ名前です。
看板ネコになってもらおうと、何度か撮影したのですが、
どうも「食」と「動物」がミスマッチなんですね。
でも、いつかやろうと思って、スペースを開けてあったのですが、、、。

エイスケと初めて出会ったのは、16年前のあじさいの咲く極楽寺坂。
毛はボサボサ、鼻水と目ヤニで目も開けられずに、道路に座っていたエイスケを
保護しました。
その日のうちに危篤状態になりましたが、救急病院の迅速な処置で一命を取り留め、
我が家の家族の一員となりました。

 

エイスケは、性格がおっとりと可愛くて、ペットシッターさんの間でも、
こんなネコに出会うことはめったにありません、と言われるくらい、みんなに愛されたネコでした。
私はエイスケが大好きで大好きで、エイスケも人間の生活にどっぷり溶け込み、
先輩ネコとも折り合って、のんびり、幸せそうに暮していました。

ところが、今年の6月に食欲不振のために診てもらった動物病院で、鎮痛剤を投与され、
検査不能なくらいの重度の急性腎不全になってしまったのです。
元々、診断では悪いところが見当たらず、どこかに炎症があるのかも?という見立ての投薬でした。
ずいぶん苦しませてしまいました。
最期は、家族に見守られながら、いつもくつろいでいた居間で一生を閉じました。

 

薬の耐性は人間→イヌ→ネコの順番で、ネコは代謝機能が異なり中毒になりやすいそうです。
特に老ネコは気をつけなければいけません。
後で知りましたが、エイスケに与えられた鎮痛剤はごく一般的な薬ではあるけれど、
医師によっては、慎重にするべきと考えられているものでした。

おなかが空っぽの状態だったことも悪かったのです。

その当の病院の院長先生は、後日、緊急入院時のエイスケの状態から、
「エイスケちゃん、食欲不振は鼻が悪かったからかもしれませんね、、、。」とおっしゃいました。
そうなんです。私もそうだったのではと思い、最期のほうは確信していました。
ネコは鼻が悪いと食べ物と認識できなくなる場合があるのです。
あれだけ病院をまわって、鼻の症状も伝えてあるのに、誰も適切な治療ができなかったのが残念でなりません。
医療に救われた命ではありますが、最期は、医療によって奪われてしまいました。

どうぞ、動物を飼っている方は参考にしてくださいね。
同じようなことが他の子に起きないよう、心から祈っています。

そういうわけで、この夏のあいだは、懺悔、懺悔、懺悔の日々でした。
悲しみにもいろいろな種類があるのですね。
でも、エイスケのおかげで、医療のこと、介護のこと、
また、最期どのように死に向き合うべきかなど、たくさんの課題を与えてくれました。
亡くなってもなお、大きな存在です。


長い時間を動物とともに暮らしてきましたが、もう終わりにします。
これからは、広い意味での自然に向けて、愛情を注いでいきたいと思っています。

エイスケのためにとっておいたスペースは、近々、鵠沼のはす池に使う予定ですよ!

ネルコネコ、一新!!

 



エイスケ、また会う日まで




 

 

撮影のために、庭に出されたエイスケ。