はす池に住む水生生物
タモロコ
コイ目コイ科
- 体長 5~9cm
- 分布 日本の固有種。東海地方以西の本州、四国。近年は関東、東北、九州に移植され定着。
- 生息地 河川の中・下流域や湖沼、農業水路、溜池など。
- 中層から低層を遊泳し、よく石や流木、水草などの物陰に隠れる。オスメスともに1年で成熟する。雑食性。
- 繁殖期 4~7月
- 産卵は水草、陸上植物の根などに産み付けられる。卵は沈性粘着卵。
- オスメスともに1年で成熟する。
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ギンブナ
コイ目コイ科
- 体長 10~15cm
- 分布 関東から東北地方の太平洋側に分布。近年は北海道各地で国内外来種として確認されている。
- 生息地 溜池、小川や農業水路といった平地の湿地帯などの小規模な水域に多い。
- うろこが金色がかる。著しい雑食性。
- 繁殖期 3~6月
- 抽水植物帯で産卵。
- 近年は減少が進んでいる。
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コイ
コイ目コイ科
- 体長 40~80cm
- 分布 関東平野、濃尾平野、琵琶湖、淀川水系、岡山平野、高知県四万十川、福岡県筑後川など大きな水系が想定される。
- 生息地 湖、大きな川の下流域から汽水域までの底層部に生息する
- 砂底や砂泥底を好み、水底近くを泳ぐ。雑食性。
- 各地で飼育型との交雑が進んでいる。
- 繁殖期 4~7月
- 繁殖期に2~3回の産卵を行う。1回の産卵数は20~60万粒。
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ドジョウ
コイ目ドジョウ科
- 体長 10~30cm
- 分布 日本全国
- 生息地 水田や農業水路、湿地帯などの流れのない泥底の環境に生息。
- オスの胸びれは伸びて尖っている。メスの胸びれは丸い。
- オスの体は上から見るとデコボコしている。
- 雑食性。
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ミナミメダカ
ダツ目メダカ科
- 体長 4~5cm
- 分布 日本固有種日本海側では、京都以西、太平洋側では岩手県以西の本州、四国、九州、琉球列島。隠岐、壱岐、対馬など。
- 平野部の河川、池沼、水田、農業水路など流れが緩やかで、植物が豊かな場所に生息する。
- 浅い水域を好み、表層を群泳する。
- 雑食性
- 繁殖期 4~8月 この間メスは卵を産み続ける。
- 近年、個体数が減少している。
- ミナミメダカの中でも、藤沢市内を流れる境川水系固有種である「藤沢めだか」の保全活動が行われており、蓮池に放流されています。
ヤマトヌマエビ
エビ目ヌマエビ科
- 体長 オス35 mm メス45 mm
- 分布 日本での分布域は日本海側は鳥取県以西、太平洋側は千葉県以南の西日本とされる。
- 暖流が流れる海に面した川の、上流域の渓流や中流域に生息する。
- 夜に餌を探して動き出すが、昼間は水中の岩石や水草、落ち葉などの陰に潜む。
- 食性は雑食性で、藻類、小動物、生物の死骸やそれらが分解したデトリタスなど何でも食べる。
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ミナミヌマエビ
十脚目ヌマエビ科
- 体長 オスは20mm、メスでも30mm未満
- 分布 日本(静岡県焼津市以西、琵琶湖以南)、
- 流れのゆるい川や池の、水草が多い所に生息する。
- 産卵も淡水中で行い、一生を淡水域で過ごす陸封型のヌマエビである。
- 雑食性で、生物の死骸や藻類、デトリタスなど何でも食べるが
- 繁殖期は春から夏。
1mmほどの卵を38-130個ほど産卵。
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モクズガニ
十脚目イワガニ科
- 甲長 50.4mm
- 分布 日本全国
- 河川や湖沼に生息する。
- ハサミに「藻(も)のクズ」のような毛がはえているので、モクズガニと言われます。
- 淡水域にいる間は基本的に夜行性で、昼間は水中の石の下や石垣の隙間などに潜み、夜になると動きだす。
- 雑食性
カワニナなどの貝類や、ミミズ、両生類、水生の昆虫や、岩やコンクリートに付着した藻を食べる
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